2005年09月16日

回顧シリーズ。「市町村」編。

来沖1周年を記念して、
ちょいとばかし回顧してみようと思います。

沖縄に来て間もない頃、
道路に出てる青看板の、
そのほとんどの地名が読めませんでした。

しばらくすると、徐々に読めるようになり、

「はえばる〜(南風原)、こちんだ〜(東風平)」

とスラスラ読めるようになったのですが、
あの青看板って、市なのか町なのか村なのか、
までは載ってないんですよね。

そこで地図を広げてみました。

まず那覇市でしょ。
それから豊見城市、南風原町、知念村、
名護市、金武町、読谷村などなど。

なるほどね〜、と思って見ていたら、
あることに気付きました。


はっ!
沖縄の市町村って、
全部読み方が「し・ちょう・そん」だ!!

どういうことかと言うと、

那覇市「(ナハ)し」
豊見城市「(トミグスク)し」
南風原町「(ハエバル)ちょう」
知念村「(チネン)そん」
名護市「(ナゴ)し」
金武町「(キン)ちょう」
読谷村「(ヨミタン)そん」

地名の後ろにくる市・町・村の読みが
みんな「し・ちょう・そん」なんですね。

まぁ、「市」はどこでも「し」なんですが、
関東の場合、
東京都なら奥多摩町「(オクタマ)まち」や、
利島村「(トシマ)むら」。
埼玉県なら長瀞町「(ナガトロ)まち」や
大里村「(オオサト)むら」など、
町なら「○○まち」、
村なら「○○むら」の方が多いんです。

ところが沖縄は「○○まち」や「○○むら」がないんですね。

ただし、市町村より下の地名には「まち」もあります。

那覇市の東町(ひがしまち)や
旭町(あさひまち)など。

それでも圧倒的に
「○○ちょう」や「○○そん」が多いようですね。


…。
なんちゅ的には大発見!?
と思いましたが、
ちょっとしたトリビアで終わっちゃいましたね。


同じカテゴリー(沖縄地名)の記事
おもろまち。
おもろまち。(2005-04-25 20:04)

読める?
読める?(2005-04-02 21:00)


Posted by なんちゅ at 17:35│Comments(5)沖縄地名
この記事へのコメント
「そん」や「ちょう」は、東日本より西日本に多いと言われてます。
なんでか?といわれると困ってしまうのですが・・・

東京から岡山に疎開してきた横溝正史が、八束村(やつかそん)をモデルに八つ墓村(むら)を書いたのは、「そん」(西)と「むら」(東)の違いを示していて、おもしろいですね(・・・と、あえてハナシをそらしました・苦笑)
Posted by びん at 2005年09月18日 23:05
★びんさん。
ふむふむ。
沖縄は・・・と言うより、西日本は・・・なんですね。

地名の後ろに「市町村」をつけることになった歴史と
関係がありそう・・・。
たぶん調べないけど(笑)

八つ墓村って怖いやつでしたっけ?
怖いのは嫌だけど、ちょっと読みたいかも。
Posted by なんちゅ at 2005年09月19日 23:28
小説は、そんなに怖くないですけどね。

でも、それだと売れないんで、映画やテレビで怖くしてるみたいです。
Posted by びん at 2005年09月20日 19:43
中国文化に近いのと関係があるのかな?
だから、音読みで読むとか・・。

Posted by つは at 2005年09月23日 13:36
★びんさん。
小説は怖くないんですか。
じゃあ読んでみよっと♪

★つはさん。
そう言われると、そうかも。
じゃあ、それで!(笑)
Posted by なんちゅ at 2005年09月23日 22:48
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。