どのへんが『しりしりー』??
先日、うちなーんちゅ(沖縄の人)のママ友と、
公園に行った時のこと。
いつの間にか、『人参しりしりー』の話になりました。
皆様ご存知(?)の通り、『人参しりしりー』は、
代表的な沖縄の家庭料理です。
私:「しりしりーって、どの辺がしりしりーなの?」
ママ友:「どの辺って?」
私:「しりしりする器具は何て言うの?」
ママ友:「…しりしりー(笑)」
私:「人参をする行為自体も…」
ママ友:「しりしりー(笑)」
私:「料理の名前も…」
ママ友:「しりしりー(笑)」
要するに、人参を「しりしりー」で「しりしりー」したものが、「人参しりしりー」なわけですね。
ママ友いわく、人参をしりしりーする時の人参の角度が大切で、
また、あの器具もこだわりがあるようで、
人参しりしりーは奥が深いとのこと。
子供達も、人参を普段あまり食べなくても、
しりしりーにすると、すごい食べるそうです。
しりしりーチックな千切り炒めは作ったことがありますが、
なにせ「しりしりー」を持ってないので、
なにげに作ったことがありません。
お弁当に入ってたり、バイキングの一品とかにあったりするので、
食べたことはあるんですけどね。
もう1つ、しりしりーのエピソードを紹介します。
子供の学校で、世界の国々を調べて発表するという行事があり、
保護者も、その調べた国の料理を持ち寄るという形で参加しました。
その料理を並べるお手伝いをしていて、
料理それぞれに料理名を書いていました。
そこに、日本、なかでも沖縄を調べた子の保護者の方が「人参しりしりー」を持って来ていたんですね。
なんとなく、近くにいたうちなーんちゅのお母さんに聞きました。
私:「人参しりしりーって、ひらがな?カタカナ?しりしりーってのばしますよね。」
お母さん:「ひらがなだね。書く時はのばさないかなぁ。」
私:「えっ?のばさない?」
お母さん:「うん、読む時はのばすけど…(笑)」
なるほど。これはちょっと意外でしたね。
後日、この話を前述したママ友に話した所、
「しりしり」と書くと、フォーマルなニュアンスになるそうで、
「しりしりー」と書くと、一般大衆的というか、カジュアルな感じになるようです。
読み方はどちらも「しりしりー」ですが…。
というわけで、なかなか興味深い「人参しりしりー」なのでした。
「人参しりしりー」が食べたくなって来たので、
とりあえず、「しりしりー」の器具を探しに行こうと思います。
関連記事